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無償の愛とは

夫と二人で、居酒屋にいた。

隣にいるのはスーツの上着を脱ぎ、ネクタイを緩めた若い男性二人だ。

「無償の愛なんてないよ」

だいぶ飲んでいるのだろう、二人で話すには大きすぎる声で一人の男性が言う。

どういう話の流れだろうか。

夫が私に「そうだ、無償の愛などない」。

私は「あるよ。」

だって、子に対する母の愛は見返りを求めていないではないか?

私の、夫に対する愛だって・・・

そりゃあいつもそうとは言えないけど・・・

もう一度、力強く「あるよ。」

夫は、さも当たり前そうに「だって、受け取っているから」と言った。

私は言葉がなくなった。

愛するということは、すでに受け取っているのだ。

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